キオスクモードを使用すると、Sun Ray セッションへの非認証アクセスを制御された方法でサポートできます。非認証アクセスは、ユーザーが認証資格を提供できない公開キオスクなどの設定で便利です。Sun Ray Connector for Windows OS の場合のように、認証が標準の UNIX ログイン以外の方法で実行されるときは、キオスクモードが不可欠です。
注 – キオスクモードはオプションのコンポーネントで、追加のインストール手順が必要になる場合があります。utconfig コマンドを使用してキオスクモードを構成済みで、少なくとも 1 つのセッション記述子が Sun Ray サーバーにインストールされていることを確認してください。セッション記述子とは、少なくともユーザーセッションとして起動する実行可能ファイルを定義するファイルです。すべてのセッション記述子は /etc/opt/SUNWkio/sessions ディレクトリにあります。
「詳細」タブの下にある「キオスクモード」タブで、定義済みのセッションタイプを選択できます。「編集」ボタンをクリックして「セッション」メニューを表示します。サーバーにインストールされているセッション記述子から、使用可能なセッションタイプのリストが生成されます。「タイムアウト」、「最大 CPU 使用率」、「最大 VM サイズ」など、キオスクモードの動作を制御するその他の一般プロパティーも指定できます。
一部のセッションタイプを使用すると、追加のキオスクアプリケーションを起動できます。この機能をサポートしていないセッションタイプもあります。たとえば、「キオスク全画面 Web ブラウザ」セッションでこの機能を使用しても意味がありません。選択したセッションタイプに応じて、「キオスクモード」ページのアプリケーションテーブルが表示または非表示になります。
新しいキオスクアプリケーションを追加するには、アプリケーションテーブルで「新規」ボタンをクリックし、定義済みのアプリケーション記述子ファイル (アプリケーションのさまざまなプロパティーをリストしたファイル) を使用して指定するか、サーバー上の実行可能ファイル (またはアプリケーション記述子) へのパスを指定します。定義済みのアプリケーション記述子はすべて、/etc/opt/SUNWkio/applications ディレクトリにあります。