Sun Ray セッションとは、認証トークンに関連付けられているサービスまたはアプリケーションのグループです。それらは Sun Ray サーバー上に存在し、任意の Sun Ray DTU に方向付けできます。
接続: 「接続」状態のすべてのセッションが DTU に表示されます。ユーザーがスマートカードを取り外したり、utswitch コマンドや utselect コマンドを使用して DTU を明示的に別のセッションに切り替えたりすると、セッションは自動的に切断されます。
切断: これらのセッションは引き続きサーバー上で実行されますが、DTU に接続されていないため表示されません。ただし、ユーザーは適切なトークンが含まれているスマートカードを DTU のカードリーダーに挿入したりして、切断されたセッションに再接続することができます。こうするとセッションの状態が「接続」に変わり、その DTU に表示されます。
セッションは、さらに 2 つのカテゴリにグループ化できます。
休止セッション: これらのセッションは通常、ログイン画面 (または dtlogin などのログイングリータ) のみを表示し、どのユーザーもまだログインしていません。これらのセッションの有効期間は Sun Ray システムによって制御されます。たとえば、切断された休止セッションは、特定の時間間隔が経過するとシステムによって自動的に終了 (リープオフ) されます。
ユーザーセッション (または非休止セッション): これらは UNIX ユーザーがログインしているセッションです。ユーザーはセッション内から追加のアプリケーションを起動することがあるので、大量のシステムリソースを消費する可能性があります。そのため、管理者は休止セッションよりもユーザーセッションを重要視します。システムリソースを解放するには、長期間実行されている切断されたユーザーセッションの数を監視し、適切であれば、使用されなくなったセッションを終了します。
utsession コマンドと同様に、「セッション」タブには、現在 Sun Ray サーバーに存在するすべてのセッションのリストが表示されます。UNIX ユーザー名、トークン識別子、トークンの所有者、または DTU 識別子の一部を含む検索文字列を入力して、特定のセッションを検索することができます。「検索」メニューを使用すると、特定のサーバーに対して検索範囲をさらに絞り込むことができます。