トークンリーダー

Sun Ray アーキテクチャーでは、通常スマートカードで示されるトークン (認証キー) を使用します。一部の製造元ではカードそのものにトークン識別子が印刷されていますが、多くの場合は印刷されていません。Sun Ray Server Software は、1 つ以上の特定の DTU をトークンリーダー専用として指定する方法を提供します。サイト管理者はこれらのトークンリーダーを使用して、トークンをユーザー (トークン所有者) に割り当てたりして、Sun Ray トークンを管理できます。

トークンリーダーとして構成された DTU は、挿入されたスマートカードのトークン識別子を取得および表示することができます。ただし、カードリーダーとして構成されていない DTU とは異なり、カードを挿入したり取り出したりしても、ホットデスクは発生しません。その代わりに、カードの抜き差しに関係なく、DTU に接続しているセッションはその DTU に接続したままになります。

DTU をトークンリーダーとして構成するには、utreader コマンドを使用するか、Admin GUI から行えます。「デスクトップユニット」タブで目的の DTU を選択し、「編集」ボタンをクリックし、「デスクトップユニットのプロパティーを編集」ページの「トークンリーダー」チェックボックスをオンにします。


注 – 新しく構成されたトークンリーダーをアクティブにするには、Sun Ray サービスを再起動する必要があります。